先回りしてしまう自分を、責めなくていい。コミュニケーション講座 第2回で向き合った「心の奥」

コミュニケーション講座の第2回を終えました。

今回は、行動のずっと奥にある「大切なもの」に、そっと目を向ける時間になりました。

終わった後もしばらく余韻が残る、とても楽しく、そして温かい時間になりました。

先回りは、子どもを思う気持ちから生まれる

第2回のテーマは「先回り」。

頼まれてもいないのに、子どものために必要だと思って、あれこれやってしまう。そんな経験は、多くの親御さんにあると思います。

先回りは、子どもを大切に思うからこその行動です。ですから、まずは「ダメなこと」として扱うのではなく、その気持ちごと受け止めるところから始めました。

そのうえで、皆さんで話し合いながら、こんな問いを一緒に探求しました。

  • そのとき、心の中にどんな気持ちがあったのだろう
  • その気持ちは、どこから来ているのだろう
  • これから、どうしていけたらいいのだろう

正解を探すのではなく、自分の内側に「そうだったんだ」と気づいていく時間です。

行動の奥にある、無意識の領域

第1回のテーマは、「話の聴き方を学ぶこと」でした。

実は私自身、この「話の聴き方」を学んだことで、自分の家庭が大きく変わった経験があります。そのことを皆さんにお伝えしながら、一緒に学び合う時間を過ごしました。

「モヤモヤは変化の前触れ」

私たちの行動の奥には、普段は意識に上らない、無意識の領域があります。

親の中にも、いつもは表面に出てこないけれど、とても大切なものがあります。今回はそこに、丁寧に目を向けていきました。

子どものことで、いっぱいいっぱいになるのは自然なこと

講座や親の会でお会いするお母さんたちは、はじめのうちは、お子さんのことで頭がいっぱいの状態でいらっしゃることが多いです。

それは、それだけ深く子どもを想っているということ。子どもを最優先にしてきた日々は、本当に頑張ってこられた証です。

ただ、心の奥深くには、そのぶん自分でも気づかないまま、いろいろな気持ちが静かに眠っていることがあります。

  • この大変な状況が、ずっと続いてしまうのではという不安
  • 抱えきれないのではないかという重さ
  • 思うように動けない苦しさ
  • これまでの自分の生き方とは相反するものを、受け入れなければならない葛藤

そうした気持ちは、あって当然のもの。今回の講座は、その大切な気持ちに、ゆっくり、丁寧に目を向ける時間でした。

無理に話さなくていい、安心安全な場で

こう書くと、「自分の内側を見せなければいけないの?」と不安に思われるかもしれません。

講座は、話したくないことは話さなくていい、安心安全な場です。ご自身のペースで、ご自身が感じられる範囲で、ただ「感じてみる」ことを大切にしています。

体験したからこそ、子どもの背景も想像できる

自分の内側に触れる体験をすると、もう一つ大きな変化が起こります。

子どもの行動にも、目に見えている姿の裏側に、大切な理由や背景がある。

そのことを、頭で理解するのではなく、自分の体験を通して想像できるようになるのです。

本を読んだからでも、誰かの話を聞いたからでもなく、自分自身が体験したから。だからこそ、それぞれの方が、ご自身に必要な答えのかけらを持ち帰ってくださったように思います。

おわりに

目に見える行動は、氷山の一角。その奥には、無意識の領域に、大切な理由があります。

それは、私たち親も、子どもたちも同じです。

何かを「変えなければ」と頑張らなくても大丈夫。自分の奥にある大切なものに、ただそっと触れてみる。その経験が、お子さんへのまなざしを、いつのまにかやわらかくしていく。そんな時間を、これからも大切にしていきたいと思います。

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