
「どうすればいいのかわからない」と途方に暮れているお母さんへ。
関わり方には、大きく2つの方向性があります。
① コミュニケーションの「やり方」を変える
うまくいっていることは、そのままでいい。変える必要があるのは、うまくいっていないやり方だけです。
実は多くの親御さんが、自分が生まれ育った環境の中で身につけた「たったひとつのやり方」を、無意識のうちに繰り返しています。それ以外の方法を知らないから。でも、コミュニケーションのスキルは学ぶことができます。知らなかっただけで、選択肢はたくさんあるのです。
たとえば、「ほめる」ということひとつとっても。親から褒められた経験がほとんどなかった人は、褒め方を知らないまま大人になっていることがあります。意地悪なわけでも、愛情がないわけでもなく、ただ「慣れ親しんだやり方」をそのまま子どもにも繰り返してしまっている——それだけのことだったりするんです。
② 自分自身の「あり方」と向き合う
もうひとつは、もっと深い場所にある問題です。
不登校・引きこもりというできごとは、子育てだけの問題ではなく、親自身の人生の転換期と重なることがよくあります。仕事、パートナーシップ、病気、自分らしさへの問い直し——人生の中盤に訪れるさまざまなテーマのひとつとして、「子どもの不登校」がある、という見方もできます。
そしてもうひとつ、特に重要なことがあります。それは、自分自身が育てられた親との関係を見直すこと。子どもへの関わり方のパターンは、自分が親からされてきたことと深くつながっています。無意識に受け継いできた価値観や関わり方に気づき、そこから自分を解放していくこと——これが「あり方」を変えることの核心です。
「親が変われば子が変わる」という言葉は、このことと深くつながっています。
①は今日からの関わりを変えるために。②は、自分自身を変えるために。
この2つは同時に進んでいくものです。②の本質的な変化を待ちながら、①で目の前の現実を少しずつ良くしていく——それが私のコーチングで大切にしていることです。

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