無気力症候群とは?精神的な病気ではなく、身体的疲労やストレスなどから起こる症状

引きこもりの原因は様々。子どもが無気力になってもあわてないために「無気力症候群」を知っておこう

引きこもりとは、社会との交流を極力避け、家庭内においても自室にこもって生活を送る状態を指します。引きこもりは、主に若年層に多く見られますが、年齢や性別に関係なく起こります。

お子さんの引きこもりのご相談を伺っていると、無気力な状態が続いて心配されている場合があります。親御さんの中で、ああかもしれない、こうかもしれないと、心配から想像が巡り、心も身体も疲弊してしまっている方もあります。人は、分からないことに不安を感じます。その不安が少しでも軽くなることを願って、今回は無気力について書いていきます。

引きこもりの原因は様々ですが、その一つに「無気力症候群」という状態があります。無気力症候群は、精神的な病気ではなく、身体的な疲労やストレス、過度の緊張、慢性的な疲れなどから起こる症状のことです。そのため、自分自身がやる気を出すことができず、家から出ることもできなくなってしまいます。

また、引きこもりは、社会とのコミュニケーションを極力避けることで、自分自身を守るために行われることもあります。例えば、いじめやパワーハラスメント、家庭内の問題など、何らかの原因があって自分自身を危険にさらしたくない場合に引きこもりが起こることがあります。

無気力症候群の場合は、本人自身がやる気を出すことができないため、家族や友人のサポートが必要となります。まずは、自分自身を守る必要があるという気持ちを持っていることを理解して、その上でサポートしていくことが必要です。

引きこもりの状態は、本人だけでなく家族にとっても心配や不安を引き起こします。そのため、引きこもりが起こってしまった場合には、親だけで抱え込まず、早期に専門家のアドバイスを受けることが大切です。また、引きこもりを予防するためには、コミュニケーションを大切にすることが役立ちます。家族や友人と話したり、気持ちを共有することが、引きこもりを防ぐことにつながります。

引きこもりに限らず、一見問題行動と思えるような行動は、感情や考えを言葉にして伝えることができずに、ため込んだ結果として起きる傾向があります。本人の感情や考えを、安心して話せる関係づくりが大切です。

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