引きこもり状態の「無気力」と「がんばりすぎ」と「いい感じ」の関係

大江町不登校ひきこもり家族会の日、
《イラスト》自分をいい感じにしてくれるのはお菓子の焼ける香り

私は山辺町の親の会、さんろくまるを開催しながら、近隣の親の会にも参加しています。
第3木曜日は大江町の家族会、オールグリーンの日でした。

「やらなければならない/やるべきだ」と過度にがんばり続けると無気力な引きこもり状態になりやすい

引きこもり状態の方やご家族の方のお話を聴いていると、お子さんたちの中には、自分はだめな人間というような思い込みがあるケースが少なくないようです。

この思い込みは、本人が自覚している場合も、していない場合も、彼らの行動に反映されます。このような思い込みがあると、自分自身をもっと否定的に見てしまい、「ダメだから~しなければならない」「~だからダメなんだ」など自分に過度なプレッシャーを与えたり、責めることにエネルギーを使うので無駄に消耗することになります。

自分が「やらなければならない/やるべきだ」と思っていることをがんばる時、エネルギーを大量に消耗してしまいます。しかし、自分がしたいことやなりたい自分に向けて全力で取り組んだ時は、内側からエネルギーが湧いてくるような感覚があると思います。この違いは、行動の源にあるものが、本人の意思や意欲であるか、他人から言われたことや教えられたことに従っているか、によるものだと思うのです。

うつ病やうつ症状がある人にとって、周りから「がんばって」と言われることは、逆に苦痛になることがあります。そのため、自分にとっての「いい感じ」を見つけることが重要とされています。そして、引きこもり状態にある人にとっても、「無気力」や「やる気が起きない」といった状態が続いているため、「いい感じ」を見つけることが難しいと感じることがあります。

では、この「無気力」と「がんばりすぎ」と「いい感じ」はどのように関係しているのでしょうか。

まず、「無気力」と「がんばりすぎ」という状態は、対極にあるものとして考えられます。つまり、無気力状態が続くと、がんばろうとする気持ちが起こりにくくなります。逆に、がんばりすぎると、疲れがたまり、無気力になることもあります。

現状を変えたいと思う時に、がんばりすぎることは、逆効果になってしまうことがあります。がんばりすぎることで、さらにストレスを感じたり、疲れがたまってしまったりするためです。そのため、「いい感じ」を見つけることが大切になってきます。

「いい感じ」とは、自分にとって心地よく、ストレスがなく、安心感を感じる状態です。この状態を作るには、自分に合う環境をつくることが良いと言われます。例えば、好きな音楽を聴いたり、好きな食べ物を食べたり、自分がリラックスできる空間を作ったりすることです。また、自分がやりたいことをすることでも、自分にとっての「いい感じ」を作ることができます。

しかし、引きこもり状態にある人にとって、「いい感じ」を作ることは簡単ではありません。そのため、まずは小さなことから始めることをおすすめします。例えば、自分にとってストレスになるものを少しずつ取り除いていくことや、毎日のルーティンを作ることなどから始めてみるのはどうでしょうか。

今、現状を変えたいというタイミングであれば、まず自分にとっての「いい感じ」を探してみるのもいいかもしれません。自分自身を大切にしながら、まずは、自分にとって楽しいことを見つけ、自分自身を癒すことから始めてみましょう。そして、「いい感じ」の瞬間をだんだんに増やしていきましょう。

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