色々なアドバイスを聞いて、逆にわからなくなってしまう…?①

相談先によって言われることが違う

「子どもが不登校や引きこもり状態になって、どうしたらいいのか答えを探しているとき、
相談先によって言われることが違うので、混乱してしまう。」

特に初めてお話する方から、そんな声をお聞きします。
色々な方の意見を聞きたいけど、
実際にさまざまな考え方を聞くと、では自分はどうしようか、と迷いますよね。

お子さんの状態や時期によっても違うし
家庭の方針によっても異なります。

不登校やひきこもりについての情報はたくさんあり、
それらが正しい正しくないという話もやり取りされています。
例えば「学校に行かなくていいんだよ」という言葉もそうですね。
私はおおむね賛成派ですが、
反対意見の方も、その人にとって真実であり大切にしている理由があります。

私たちが目にする情報の一つ一つは、
大抵そこに伝えたい相手のイメージがあり
すべての場所のすべての子どもへ向けて発信されている言葉ではありません。

小学校低学年で少し行き渋りが始まった場合と、
心が消耗しきっていて生きるということが辛いと感じているような場合、
或いは親が、不登校を大変恐れて先回りの心配をしている場合など、
不登校ひきこもりと一括りに言っても 実にさまざまな状態があります。

正解は分からないかもしれないけれど、
とるべき行動やかけるべき言葉は 場面場面で違うだろうな、と
本当は誰もが知っているのではないでしょうか。

とは言え私たちは答えを探してしまう生き物のようです。
わからないのが不安で安心したいですからね。

さて、どうしたらいいかの答えは
自分にとって「ここは譲れない」ということや、
(例えば思いやりとか健康とか礼儀とか経済面とか…十人十色ですね)
「家庭の方針」を持つことで、その都度見えてきます。
これが「軸」になり、判断基準となります。

もし、まだ何を軸とするか整理できていないな、という時は
ぜひ一度 時間を取って考えてみることをお勧めします。

その軸を元に、相談先の方から頂いた戴いた助言を参考にして
うちの場合は?私の場合は?と考えていくと、それが答えになります。
自分のことを振り返ったとき、
このプロセスが親の自立への道なんだなぁと思います。

今回は、相談先の違いで考えが異なることについて
参考までに、立場によってどのような違いがあるのかを書いてみました。
私はこのように感じますが、皆さんの体感を交えて考えていただければ嬉しいです(^▽^)/

居場所という視点から

私は子ども若者の居場所でボランティアスタッフをしています。
居場所という立場から見たとき、もっとも大切にしているのは
子どもの命と権利を守るということです。
子どもは一人の人として尊重されるべき存在であり
大人がコントロールする対象ではないと考えます。

そのため子どもの行動に問題を探して変えようとするのではなく
その子が自ら行動しやすいような、安心で安全な環境づくりを目指します。

好きなことをさせるということは、
子どもの生き方や選択を大切に尊重し、自己決定権を保証するということにつながります。
その子が自分自身を取り戻すプロセスを信じて、見守る姿勢が表れています。

学校(先生)という視点から

この頃は、とにかく学校に連れてきてください、という先生は
ずいぶん少なくなって来た印象があります。

私は現在、学校という場とは直接関わっていませんが、
親御さんから伺うお話を通して、先生方の対応や考え方を教えていただくことがあります。
また、お子さんの不登校をきっかけに出会う方の中には、
教員という立場の方も一定数いらっしゃいます。
そうした方々から、保護者としてだけでは見えなかった視点を教えていただけることもあり、とてもありがたく感じています。

教えていただいた支店の一つに
義務教育などを担う立場としての、教育的責任ということがあります。
子どもたちに学ぶ機会を提供し、学校生活を通して成長を支えることは、大切な役目のひとつです。
このことから、学校で過ごす時間が、子どもたちの成長のため大切だと
考えるのは自然なことではないかと思います。

実際に先生の立場の方とお話をしてみると、
「学校に来なくてもいいよ」と簡単には言えない、という声もお聞きします。
なぜなら、言われた相手が見放されたと感じてしまったり
誤解が生じる可能性が少なくないからです。
その言葉を受け取った方がどのような受け取り方をされるかは
事前に知ることは出来ません。

更に、2023年度には、うつ病などによる教員の休職者が過去最多の7,000人を超えたという報道もありました(文部科学省調査)。この数字からも、学校に過剰な期待や負担をかけていないか、改めて学校と家庭、それぞれの役割について考える必要があるのかもしれません。

子どもが不登校だった当時、悩むしかできなかった私に、いま振り返って思うのは、

先生の立場では、このようにおっしゃるのだな。なるほど。
でも、私の大切にしていることは〇〇だから、それを先生と話してみよう。

そんなふうに、先生と話をしようとする姿勢や、対話する力があればよかったなということです。

自分の考えを持って、できるだけ先生と話をすればよかったなぁ。
以前の私には、先生=教える人、生徒=教えてもらう人
保護者になった自分も教えてもらう人。
そんな考えがありました。
「よい生徒」であれと教えられてきた延長で、「よい保護者」でいようとしていたのかもしれません。

でも、本当はそうではなくて。
先生と保護者、それぞれの立場を越えて、一緒に子どもの未来を見つめ、味方として関わり合えたら、どんなによかっただろうと思います。

長くなりましたので、続きは次回に。


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