
こんにちは、すずともです。
今日は「教育マルトリートメント」と不登校・ひきこもりについて一緒に考えてみたいと思います。教育マルトリートメントとは、教育が子どもに過度な負担を与え、心にダメージを与えてしまう状況を指します。このような負担が不登校やひきこもりにつながることもあり、親としてその影響を知っておくことが大切です。
教育マルトリートメントとは?
教育マルトリートメントとは、教育の過程で子どもが心の負担を感じてしまう状況を指します。たとえば、成績や競争を重視しすぎて「もっと頑張らないといけない」「良い結果を出さないといけない」と子どもにプレッシャーをかけてしまうことが該当します。親としては「子どものために」「将来の準備として」という愛情からの声かけの場合が多く、親世代が育ってきた環境では、特に違和感を感じないかもしれません。でも、世界的に見れば、決して当たり前ではないのです。
子どもが目標を達成したときの「もっともっと」のプレッシャー
子どもが何か目標を達成したとき、親としては嬉しいと同時に「もっと頑張れるのではないか」と期待を抱くこともあるでしょう。例えば、テストで良い成績を取ったり、スポーツで成果を上げたりしたときがそうかもしれません。しかし、この「もっともっと」という意識が、子どもからすると、終わりのないプレッシャーに感じられることがあります。
特に、目標達成のために精一杯努力してきた子どもにとっては、「これ以上頑張らないといけないのか」と負担になってしまうことがあります。こうしたプレッシャーが積み重なると、意欲もエネルギーも薄れてしまい、不登校やひきこもりにつながる可能性もあるのです。
子どもの学びの力を信じ、見守ることの大切さ
子どもにはもともと、自ら学び、成長する力が備わっています。その力が発揮されるためには、親の焦りや過度な期待を抑え、子ども自身が「自分のために学んでいる」と感じられる環境が大切です。親が「もっと良くしてあげたい」「もっと成長してほしい」と願う気持ちは自然なものですが、手出しや口出しをするよりも、子ども自身の学びや成長する力を信じ、そのペースを尊重して見守ることが、子どもにとっての大きな支えとなります。
目標を達成したときには、その成果だけでなく、「あなたが頑張ったことが本当に素晴らしいね」「一生懸命やってみた経験が大切だね」と、過程を大切にする声かけを心がけましょう。こうした声かけは、子どもが自分の内側から湧き上がる意欲を自然に引き出すきっかけとなります。
子どもは、親が自分にどんな選択をしてほしいと思っているのかを、敏感に感じ取っています。ときには自分の本当の気持ちよりも親の期待に応えようとして行動してしまうこともあります。そしてその選択が、必ずしも心の健康にとって良い結果を生むとは限りません。
以前出会った20代のある女性は、心の病気で入院された経験がありました。彼女は、「親が自分に何を望んでいるのか、よくよく分かってしまうから辛い」「病棟で一緒だった同年代の女性もそうだった」と語ってくれました。このように、親の期待が子どもに影響を与えすぎることが、本人の心の健康を損なうこともあるのです。
親ができるサポートとは?
親として、子どもが自分のペースで「学びたい」「挑戦したい」と感じられるよう、焦らず見守る姿勢を持つことがとても大切です。温かく見守ることで、子どもは心に余裕を持ち、自分の意欲に向き合えるようになります。子どもが自分の力で学び、成長する力を発揮できるよう、安心できる環境で見守る姿勢を大切にしていきましょう。
最後に
教育マルトリートメント、不登校、ひきこもりといった問題は、親子にとって繊細でデリケートなものです。しかし、親としてできることは、子どもが持つ学びの力や成長する力を信じ、焦らず見守ることです。学校に行くことが全てではなく、まずは心の安全を確保することが重要です。
