
無気力とがんばりすぎ、「いい感じ」のバランスを大切に
引きこもりや不登校で悩むお子さんを持つ親の会「さんろくまる」では、日々、親御さんたちのお話を伺っています。私も近隣の家族会に参加して、いろいろなご家庭の状況をお聞きする中で、「無気力」と「がんばりすぎ」のバランスについて考えるようになりました。
特に引きこもりのお子さんには、自分をダメな人間だと思い込んでいる場合が少なくありません。自覚がないこともありますが、この思い込みが「もっと頑張らなきゃ」といったプレッシャーを生み、逆にエネルギーを奪ってしまうことがあるのです。本当は、「やらなきゃいけない」よりも、「やりたい」気持ちから行動すると、心のエネルギーは自然と湧いてきます。
「がんばって」と言われることが、かえってつらい場合もありますね。特に、心が疲れているときには、「いい感じ」の自分でいられるための工夫が大切です。
無気力、がんばりすぎ、そして「いい感じ」にはどんな関係があるのでしょうか?無気力はがんばる気持ちの反対側に見えますが、実はどちらも心のバランスが崩れた状態です。がんばりすぎると疲れがたまり、気力が失われ、無気力になってしまうことがあります。
今の状況を変えようとがんばりすぎるよりも、「自分にとってのいい感じ」を見つけることがウェルビーイング(心身の健康や満足感)に繋がります。たとえば、好きな音楽を聞いたり、香りでリラックスしたりするのもおすすめです。引きこもりのお子さんにとっても、心地よい空間やリズムを見つけることで、「自分らしさ」を少しずつ取り戻すことができるでしょう。
こうした「いい感じ」は、すぐに見つかるとは限りませんが、まずは小さなステップから始めてみましょう。自分にとって心地よいことを少しずつ生活に取り入れていくと、気持ちが軽くなっていくのを感じるかもしれません。
今、少し変えてみたいと感じたら、ぜひ「いい感じ」の瞬間を探してみましょう。日々の暮らしに心地よさを少しずつ増やしていくことが、心にも体にも優しい「ウェルビーイング」への第一歩です。
