
山形県で引きこもり状態のお子さんに寄り添う親の会を開いている子育てコーチです。毎月第1火曜日は、山辺町北部公民館にて。毎月第2火曜日はオンラインZOOMで親の会を開いています。どうぞお気軽にご参加ください。
コミュニケーションがなぜ大切か:上司と部下、親子、そして引きこもりの子どもと親の関係について、わかりやすく説明します。
リーダー向けの企業研修にアシスタントコーチとして参加しました。毎回、参加者の皆さんが成長していく姿に、コミュニケーションの大切さを実感します。私は子育てコーチでもあるので、上司と部下のコミュニケーションと親子間のコミュニケーションは、共通点が多いと思っています。最近、職場のリーダーが親のようにチームメンバーと関わっているところがうまくいっていると聞きました。
上司と部下のコミュニケーションと親子間のコミュニケーションには、いくつかの共通点があります。まず、相手の気持ちや状況を理解することがとても大切です。親子関係では、つい親の気持ちが前面に出てしまいがちですが、子供の気持ちや成長段階に合わせた対応が必要です。同様に、上司は部下のスキルやモチベーションを理解し、適切な指導やフィードバックを行う必要があります。
そして、思っていることを話せる関係が重要です。親子関係では、子供が自分の気持ちを話しても否定されない、話しやすい環境を作ることです。同様に、上司は部下の意見やアイデアを積極的に聞き、コミュニケーションを密にすることで信頼関係を築きます。
さらに、共通の目標を持つこともいい影響を生みます。親子関係では、子供の成長や幸せを目指して、お互いに納得する目標に取り組みます。同様に、上司と部下は、チームや会社の目標達成のために協力し、一丸となって取り組みます。
引きこもりの子どもと親の信頼関係も、コミュニケーションの重要性が大きく関わっています。親が子供の気持ちや状況を理解し、子供が話しやすい環境を作ることが必要です。
引きこもりの子どもは、社会的なストレスや不安、孤独感など、様々な問題を抱えています。親がその状況を理解することで、子供の心の支えになることができます。
また、引きこもりの子どもは、自分の気持ちをうまく表現できなかったり、話しにくいと感じることが多いです。親が子どものペースに合わせて、積極的に聴き、理解する姿勢を示すことで、子供が話しやすい環境を作り出すことができます。
共通の目標を持つことも、引きこもりの子どもと親の信頼関係を築く上で重要です。親の押し付けではなく子どもの中から出てくる目標、という前提で、自立した生活を送ることや、やりたいこと、社会復帰などを目指し、親と協力して取り組むことで、より良い関係を築くことができます。親の願いではなく、子どもが本当に望んでいる未来に向けて協力しているか、親の私たちは自分に問いかけ先走らないようにしたいところです。
このように、引きこもりの子どもと親の信頼関係を築くためには、相手の気持ちや状況を理解し、双方向のコミュニケーションを行い、共通の目標を持つことが良い影響を及ぼすと考えられます。