2月の親の会では、どこも「卒業アルバムについての気がかり」が話題に出ていました。

親の会は、自分以外の親の経験談や対応の仕方を聞くことで、新たな道が見えてきたり、自分はこれでいいと改めて思えたり、様々な気づきがあります。

ひきこもりや不登校状態の子どもを持つ親の会に参加していると、いろいろな話を聞くことができます。今月は、どこに行っても「卒業アルバムについての気がかり」の話題が出ていました。

卒業アルバムは、毎年、たぶん必ず作られます。しかし、ひきこもりや不登校の子どもたちにとっては、この卒業アルバムが大きなストレスになることがあります。

学校に通っていない子どもたちは、卒業アルバムに写真を載せないことを希望する場合があります。しかし、学校側は、すべての生徒たちの写真を掲載することが一般的であるため、そのような希望を受け入れることが難しい場合もあります。先生とのコミュニケーションで、難しさを感じているケースもありました。

お話を聴いていると、皆さん無理に参加させることはせず、子どもたちの気持ちを尊重するように寄り添っているのが伝わってきました。どうするべきかより、どうさせればいいかより、本人がどうしたいか。

ひきこもりや不登校状態の子どもを見守る親は、日々悩みながらも、子どもたちを支えるために奮闘しています。そのような親たちが集まる親の会は、お互いに励まし合い、情報交換をする場となります。私にとっても安心して話せる場所でした。少し先に経験している方の話を聴けることも、安心につながります。同じような気持ちや悩みを持つ親同士で話し合い、支え合うことができる場所があることは、とても心強いものです。

子どもの状態にもよりますが、少し視点を変えて、一緒に思い出を残す他の方法を探っていくことも、卒業アルバムに参加できない子どもたちと家族にとって、その家族らしい思い出を残すことになるのかもしれません。

ひきこもりや不登校の子どもたちと向き合うことは、簡単なことではありません。しかし、自分以外の親の経験談や、対応の仕方を聞くことで、新たな道が見えてきたり、自分はこれでいいと改めて思えたり、様々な気づきがあります。唯一の存在である我が子と自分にとって、今何を選択するのか。親の会は、そのヒントに出会える場所でもあります。

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