引きこもり=不安とは限らない。そこにある希望と一緒に、自立に向かって進む。

引きこもり状態に寄り添う親の会で、感じることあれこれ
親の願いもあるけれど、それより子供の望む人生を応援したい!

「親の心配の元には、未来の不安がある」ーーー引きこもり状態親の体験とみなさんのお話から感じること

お子さんの引きこもり状態を見守る親の会
・「さんろくまる.」(第1火曜日山形)
・「オンライン360」(第2火曜日zoom)
どちらも毎月開催しています。1月は「オンライン360」のみ開催します。
ひとりで悩みを抱えている方や、見守ることに少し息切れしそうな時、なんでもない日も、お気軽にご参加ください。
今日は引きこもりや不登校状態の子どもに寄り添う親の気持ちについて、感じていることを書きます。

「普通」という流れから外れてしまったら、とても不安になる

私たち親は、多くの場合「学校に行くのは当たり前」と思って子育てをしています。そんな時 “みんなと同じ”、“普通”、など枠内にいる安心感の中にいるのではないでしょうか。

子どもが不登校になったとき、それまで「普通」と思っていたものが崩れて行きます。みんなと違うことが不安になったり、みんなと同じように行動して欲しいと子どもに望んだり、とにかく「普通」という抽象的なイメージから外に出てしまったような不安を感じます。みんなと違ってしまったら、これからどうなるのか?この大きな「普通」という流れから外れてしまったら、一体どんな未来が起こるのか分からないのです。

人の脳は「分からない」を嫌うという特徴があります。分からないことは、なんとかして意味付けしようとしたり、答えを求めます。
「意味がわからない話」とか「犯人がわからないストーリー」など、イライラしたりモヤモヤを感じますね。

子どものことも、急に分からなくなって、最初は不安でどうしたら良いのかと答えを求めます。これは自然なことと言えます。とはいえ、この勝手に湧いてくる不安や恐れにコントロールされていても、うまく行くわけではないんですね。そのままにしておくと、不安な妄想が次々浮かんできたり、自分の不安がフィルターとなって、見えるものを不安なものに歪曲して見せたりするからです。身体のバランス、心のバランスにも影響してきます。

それを防ぐためには、自分は今、不安なんだ。未来が見えなくて、心配で仕方がないんだな。といった、自分の感情にまず気づくことです。気づけると、少しゆるみができます。自分の感情を感じて、その感情を大事にすることが出来ると、コントロールされる状態ではなくなります。

子どもが出会う、分からない時間、考える時間を大切にしたい

私たち親に子育ての「分からない」がある一方で、子どもの中にもたくさんの「分からない」があります。決められない、選べない、どうしていいか分からない…。色々ありますよね。それを、決めて、選んで、どうにかして、その積み重ねでその人が出来ていくのだと思います。これ本当に大事です。これを安心して出来る環境を親がつくれたら、子どもは伸び伸び、力強く育っていくのだなあと今は分かります。

子育てコーチングや、コミュニケーションを学んでいる今だから思うことは、この「分からない」こそ大事な経験だという事です。以前は、どちらかというと、「分からない」や「進めない」は良くないんじゃないのか?そんな考え方を持っていました。結果的に手出し口出しをしてしまっていました。

葛藤する子どもを見守ることが、自立の力や自立したい意欲を育てることに繋がる

今、親として意識していることは、失敗や、立ち止まりも、受けとめますよという余白です。失敗や立ち止まりがもたらしてくれる価値を、何度も見てきたからです。「分からない」「進めない」といった状態の時、多くの場合心の中では葛藤が起きています。このような葛藤する子どもを見守ることが、自立の力や自立したい意欲を育てることに繋がります。子供が自分で考えたり、決めたり、進んだり、進まなかったりを経験して本当の意味で学ぶからです。

自立への道を整えてあげたり、時間の無駄を省くなどの方法をとるよりも、本人が自ら大体の道は歩ける脚力をつけていくのを見守りたいと思っています。親亡き後も、その脚力で、歩いて行けると信じているからです。

家にいる子どもの様子を見たとき、親の中で「良くない状態だ。」「心配な状態だ。」などの判断が起きがちです。目に入った様子がよく分からなくて、脳が答えを求めてそんなふうに無意識に答えを決めてしまいます。

そんな時は、「今、私は判断をしているな。」と気づいて、意図的に余白を持ってみることをおすすめします。葛藤が起きているのかな、自立のための力を育てているのかもしれないな、そんなふうに肯定的に子どもの様子を見ることで、少し余白ができて、子どもにも親の焦りや不安ではなく愛情が伝わっていきます。

よく、何もしないのは放任で良くないことなのではないか、という疑問を持つ方にお会いしますが、何もしないのではありません。子どもが葛藤したり悩んだりするのを、邪魔しないことに価値があります。放っておくのではなく、成長の邪魔をしない、という事をやるということです。

私は子どもに起きている分からないことを、親の判断で解消しようとするよりも、今葛藤してるのかもな、大事な経験をしているんだな、と歓迎する気持ちで見るようにしています。実際にそこを経てグッと成長してきたのも分かります。親だから、心配がわく瞬間もあるけれど、「今ここ」の自分に戻って、相手を変えようとせず受けとめられる自分でありたい、そう思っています。

分からないことは不安とは限らないよ。そこにある希望に、目を向けていきましょう。

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