
今月も山形県にある山辺町で、引きこもり、不登校状態を見守る親の会「さんろくまる」を開催しました。NLP子育てコーチの鈴木です。
昨日のさんろくまるで、「2年経ちました」と皆さんにお伝えしたのですが、確認したら、3年たったところでした…。
みんな!どうして誰も教えてくれなかったのかしら?!
余りにも堂々と言っちゃってたのかもしれないわね!
今度訂正したいわ…。
さて、子どもが不登校や引きこもり状態になった時、子どものありのままを受けとめることが大切、と言われています。子どものありのままを受けとめる、という他者受容は、親が自分のありのままを受けとめる、という自己受容と密接にかかわっています。
色々な自分を「受けとめる」、人によっては嫌な自分も「許す」感覚かも知れません。
親が自分を受容できている分だけ、子どものことも受容できます。
この「自己受容」について、週末学ぶ機会がありました。
学びの中のひとつに、苦痛についての公式のようなものがありました。
それは、「苦痛=痛み×抵抗」というものです。
子どもが動けなくなった時、多くの親は驚きや、悲しみ、心の痛みを経験します。
そして初めは子どもの状態を受け入れることが難しく、
これではダメだ、と何とか元に戻そうと抵抗します。
その抵抗が大きいほど、親の苦痛も大きいですよね。
一方で、状況をよく見て、子どもに合わせた環境を作ったり、
出来ることをやって行こうと、新たな目標に向けて舵を切った親の方々は、
苦痛は和らいでいくように見えます。
「苦痛=痛み×抵抗」なるほどです。
痛みは抵抗したり蓋をするよりも、大切にして癒していきましょう。
引きこもりや不登校は、悪いこと、と思っている場合も、抵抗が大きくなりますね。
本人の甘えだとか、悪いこと、その子らしさに蓋をして学校に合わせるべき、という考えは、80年代、90年代の昔の考えです。それではこれからの時代に合わない人になってしまいかねません。
引きこもりや不登校は、誰にでも、どんな家庭でも起こることです。
責めたり、恥を感じたりしていたら、年単位で月日が経ってしまうかもしれません。
人生の貴重な時間です。もったいないことです!
今はこういう状態なんだな、と、大らかに見守りたいですね。