
1月から山辺町北部公民館で開催のコミュニケーション講座が終了しました。
感じていることなどを書いていきます。
子どもが引きこもり状態になる親には、特徴があるのですか?
私は、親の会、講座、コーチングなどで、引きこもり状態のお子さんを見守るお母さんや、ご家族の方の相談を伺っています。
子どもが引きこもり状態になる親に、特徴があるのかという問いには、特徴なんてないというのが私の考えです。どんな子ども、どんな親にも起こることです。
その上で、親の会や講座に来られるようなお母さんたちのお話からは、よく感じることがあります。
それは共感力の高さと、細やかな親切さです。(お父さんはまた別です…。)
親の会でも様々な話を、皆さんとても共感しながら聞かれています。
同じように子どもにも共感し、自分のことと同じ扱いになっている様子も伝わってきます。
子どもの人生と自分の人生の区別があいまいになってしまうことも少なくありません。
私は、共感力が高いことは人の魅力だと思っています。
と同時に、共感力が高いと、相手と自分の区別があいまいになりやすいとも感じます。
干渉しすぎると、引きこもり状態を親のせいにすることもあるの?
子どもと自分(親)の区別があいまいになると、親の対応はどうなると予測できるでしょう?
子どもより先に子どもの未来を分かって(いるつもりで)対策を講じようとして関わったり、お子さんが自分の人生で考えたりやる事を、親切さを発揮して、本人より先に考えアドバイスしたくなったりもします。
もしこのようなことが積み重なったら、上手くいかないときに「親のせいにする」気持ちも、正しいとは言いませんが、少しは分かる気がします。
大切だなと思うことは、子どもの人生と自分の人生は別々にある、と区別して子どもと関わることです。子どもの人生と自分の人生の両方を大切に扱う必要があるんですね。私は子どもの不登校に寄り添いながら学びました。
このことを実感するのに、私がとても役に立ったと思う知識のひとつが、コミュニケーションのやり方の違いです。子どもと自分は受け取り方も考え方も違う、と学んだことで、「なんでなの?!」というストレスが消えました。
親子でもコミュニケーションのやり方は違います。似ていることもあれば、全く違うこともあります。「そういうことだったのね!」と分かることで、親の対応にゆとりが生まれます。
このような楽になることを、どんどん取り入れていきましょう~。