
私が子供のことを問題として抱えて苦しんでいた時、頭痛が頻繁に起こり、いつも疲労感を抱えていました。 それはもう10年以上続いていました。
子供が学校に行けなくなる時の体調不良には、心の問題が大きく関係していると 言います。大人の頭痛だって そうなのだと思います。
それを実感する理由は、自分自身の体験と、知り合いの方のエピソードです。
私の場合、子供の問題と自分の問題とを区別化できるようになって、さらに自分自身の事を大切にしてみようというふうに自分の扱い方を変えてきました。
その結果、私の頭痛はどんどん減っていきました。
また子供についても、心の状態の変化に伴い、体調不良がほとんど なくなりました。
ある知人は、何十年と ご主人に合わせて 自分自身には我慢をさせて 暮らしてこられました。そして数年前に、一つの出来事を きっかけに 関わり方を変えられました。その我慢を止めたのです。
そうしたら何十年と苦しんできた頭痛と不眠が、解消されてしまいました。
またある知人は、何十年とご主人の為、嫁ぎ先の親戚や家族のために、自分の人生を全て捧げて来られたような そんな生き方をされてきました。そして今、大きな病気をされて、心の状態も大変な問題を抱えているのだなあということが 皆に伝わってくる状況です。今も、我慢を続け、がんばろうとなさっているように思います。
「自分の思ったことを通したりするのは、わがまま」という気持ちがあったり 「この立場ではこうしなければならない」というものが強くある、そんな時はよくあるのではないでしょうか。
そして、自分の気持ちに蓋をして、ないものとして無理を続けている時。それが自分の心の 奥底に積もり積もって、このままではもう限界がきますよ!というふうに体調のサインとして教えてくれているのだと思います。
人は幸せになるために 生まれてきたと言います。一人の人の幸せになろうという思いを、その人以外を優先し続け、無いものとして粗末に扱っている時。
その人は 大切にされているとは 言えないのかもしれません。
そしてそれは、自分自身にも 当てはめて 考える必要があるのかもしれません。